ガラスに宿る生命力 郡和子展
2025.4.26 (土)~6月1日(日)爲三郎記念館

光の透過という特性を持つガラスに対峙し、まだ見ぬ《素材の美しさ》を追求する作家・郡和子。郡は、瞬発力が要求される吹きガラスと、冷えたガラスを組み合わせ電気炉に入れ加熱し、変形・融着させるキルンワークという対照的な技法を取り入れ、色彩、フォルム、透過度のバリエーションにより唯一無二の美しい作品を手掛けます。そこから生み出される作品は雄大な大地の根底にある蠢く地層、あるいは人類が見たことない神秘的な泉をも想像させる圧巻の存在感を放ちます。ガラス本来の透明度の美しさに合わせ、ガラスの層が生み出す色の深みがあり、大地の生命力を感じさせます。
近年は銀の変化を研究し、窯の中で銀とガラスを融合させたパート・ド・ヴェールの新たな造形に挑戦しています。これまでの郡の色彩ともいわれる日本の色を基調としたエメラルドグリーンと窯の中で酸化するいぶし銀とが織りなす新しい表現は、作家自身の新たな歩みとガラス素材の無限の可能性を象徴しています。
郡和子の本展ではガラスと銀といった透過と遮光の相対する素材を自由にあやつり、まだ見ぬ素材の美しさを引き出す郡和子の過去と今、そして《これから》を紹介します。
イベント名 | ガラスに宿る生命力 郡和子展 |
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日時 | 2025.4.26 (土)~6月1日(日) |
場所 | 爲三郎記念館 |
詳細情報(URL) | https://www.furukawa-museum.or.jp/show_exhibit?time_seq=1(外部サイト) |






